就労継続支援B型の施設を設置する際に必要な職種等は以下の通りです。
NO | 職種名 | 配置数 | 他職種との兼務 | 資格・要件 | 常勤者 |
① |
管理者 |
1名以上 | 可 | なし | 要 |
② | サービス管理者 | 1名以上 | ① と兼務は可 | 有 | 要 |
③ | 職業指導員 | 1名以上 | ① と兼務は可 | なし | 合わせて1名 |
④ | 生活支援員 | 1名以上 | ① と兼務は可 | なし |
※利用者数60名以下を想定
※③④の人員配置については下の2パターンがあります。
⑴ 「10:1」パターン …利用者10名につき職員(③④ともに)が1名以上必要
⑵ 「7.5:1」パターン…利用者7.5名につき職員(③④ともに)が1名以上必要
パターン(1)と(2)では国から事業所に支払われる報酬が違います。
以上のことから利用者20名以下で事業所を開設する場合、①~④をすべて合わせて3名以上の職員が必要となります。
就労継続支援B型施設の職員に必要な資格とは?
「管理者」「職業指導員」「生活支援員」になるためには特別な資格は不要です。
ただし、「サービス管理者」になるためには以下の資格が必要となります。
- 実務経験…障害者、障害児の利用する施設で相談支援、直接支援等の業務を5年から10 年経験する必要があります。
- 研修修了…サービス管理責任者等研修、相談支援従事者初任者研修の受講が必要となります。
以上が「人員配置基準」のおおまかな流れです。次回は「設備基準」について解説いたします。