令和6年度の報酬改定において「支援プログラム未公表減算」が新たに定められました。「支援プログラム」とは事業所全体で取り組む支援内容を5領域(「健康・生活」「運動・感覚」「認知・行動」「言語・コミュニケーション」「人間関係・社会性」)との関連を明確化したプログラムです。この「支援プログラム未公表減算」について令和6年度は経過措置として扱われていましたが、いよいよ令和7年4月から本格化します。今回は「支援プログラム未公表減算」について説明します。
支援プログラム未公表減算の対象事業は?
①児童発達支援
②放課後等デイサービス
③居宅訪問型児童発達支援
減算される単位数は?
所定単位の85%とする。(すなわち15%の減算です。)
所定単位とは各種加算を上乗せする前の単位数です。適用は令和7年4月1日からとなります。
支援プログラムにはどの様なことを記載するのか?
記載する内容は下の通りです。
①事業所名
②作成日
③法人(事業所)理念
④支援方針
⑤営業時間
⑥送迎実施の有無
⑦支援内容(5領域の各領域毎に本人支援の内容を記載)
⑧家族への支援内容
⑨移行支援内容(地域、学校等へ移行するための支援内容)
⑩地域支援、地域連携内容
⑪職員の質の向上方法
⑫主な行事等
児童発達支援等における支援プログラムの作成・公表の手引き|吹田市公式ウェブサイト
どの様に公表すればよいのか?
・ホームページによる公表が一般的になると思われます。
・公表方法、公表内容は都道府県に届け出る必要があります。